期待しない

台風5号の影響でオリンピックの閉会式はNHKのサブチャンネルへ切り替えられ、録画予約していたにもかかわらず録画されていなかったとウチの嫁さんが嘆いていました。
別にオリンピックの閉会式くらい・・・と思うのですが嫁さんにとっては重大な出来事だったようです。
録画した画像で後からゆっくり一つ一つのシーンをチェックしたかったみたいなのですが・・・。
そもそも閉会式なんてものはそのイベントに参加していた人たちの為の物であってイベントに参加していない我々の為の物ではないと思うのですが、ずっとテレビでオリンピックを観戦していた嫁さんにとっては大切なセレモニーだったようです。
その一番楽しみにしていた大切なものが取り上げられて「裏切られた！！」という気持ちなのでしょう。

いろいろと便利な道具があり、思う通りの事ができてしまうとついつい期待してしまうんですよね。
そして思う通りに事が出来なくなった途端に「裏切られた！！」と相手の事を恨んでしまう。
世の中の不平不満なんてものはそういう些細な事がきっかけで起こるものなんですよね。

でも、現実なんて思う通りにならない事がほとんどであって、自分の思う通りに物事が進むわけがない。
そう思えば「裏切られた！！」なんて思わずに済むわけです。
他人を憎んだり恨んだりしたくないのであれば、相手に期待しないことです。
思う通りにならなかったことに対して相手に不平不満をぶつけるのではなく、何でも自分の思う通りの事ができると思いあがっていた自分を戒めるべきだと思います。

こういう事で不平不満を言えるっていうのは自分たちの身の回りが平和だって事なんでしょうね。